グッピーの飼い方 | ヒーター・サーモ

水温と保温器具について

グッピーのブリーディングに適切な水温は25度前後だと言われていますので、日本でグッピーを育てる場合は四季と気温に合わせて水温を調整する必要があります。水温を上昇させるためにはヒーターを用いるのが一般的で、サーモスタットというヒーターの作動を制御する器具を組み合わせて使います。

ヒーターには自動温度調節器が内臓されたものと、内臓されていないものがあり、後者はサーモスタットと組み合わせて使わないと水温が上がり続けてしまいます。サーモスタットを使うと時と場合によって水温を細かく調節できますが、調節が不要な方にはオートヒーターが便利でしょう。

水温を下げる冷却装置なども販売されていますが、グッピーの飼育にはたくさんの水槽が必要なのですべてに冷却装置をつけるのはコストや電力の面でロスが多く、たこ足配線になりがちです。最近ではクーラーの消費電力が大変低くなっているので水槽の数が増えたらこちらの方がお得かもしれません。

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グッピーの飼い方 | フィルター(ろ過器)

フィルターについて

国産グッピーの飼育に限らず熱帯魚の飼育に欠かせないのがフィルター(ろ過器)です。グッピーの食べ残しやフンをろ過し、透明で良好な水質を保つ効果があります。フィルターの方式によってろ過の方法は変わりますが、大きく分けてスポンジなどによる物理ろ過・バクテリアによる生物ろ過・活性炭などによる科学ろ過があります。次は、フィルターの種類と特徴を説明しましょう。

投げ込み式フィルター

私が愛用している水作エイトのような、エアポンプとつないで水槽内に入れるだけで機能する使い勝手のいいフィルターです。単純ですがろ過能力は高く、砂利に埋めて使うと物理ろ過と生物ろ過の効果がさらに高まります。活性炭カートリッジを差し込めば化学ろ過も可能です。

底面式フィルター

「グッピーには底面式フィルター」と言われていたほど人気があり、今でも愛用している方が多いフィルターです。水槽の底にフィルターを敷き、その上の砂利をろ材とするため余計な水流を作らず高いろ過能力があるのが特徴です。水槽を丸洗いするときの再セットが若干面倒ではあります。

スポンジフィルター

スポンジにプラスチックのパイプを挿しただけという単純な作りからは考えられないほどの高いろ過能力を持ったフィルターです。スポンジがバクテリアの格好の住処となり、生物ろ過に長けています。稚魚を吸い込まずお手入れもスポンジをもみ洗いするだけなので簡単です。実は砂利に埋めても使えます。

エアポンプについて

これらのフィルターを動かすにはエアレーション器具、いわゆるエアポンプが必要になります。水槽の数が少ない場合はバイブレーター式のエアポンプに分岐コックをつけて複数の水槽に振り分けると便利です。水槽が数十本ある場合はモーター式のポンプを使い、塩ビパイプ・エアチューブで各水槽に振り分けると見た目もスッキリしますし管理も楽になります。初心者の方には前者で十分でしょう。

その他のフィルター

フィルターには上記以外にも上面式・内部式・外掛け式など豊富な種類がありますが、グッピーの飼育では水換えや丸洗いを頻繁に行うので、扱いが楽で手入れの簡単な投げ込み式フィルター・底面式フィルター・スポンジフィルターの中から自分に向いたものを選ぶと良いでしょう。60センチ以上の大水槽で水草とグッピーの両方を楽しみたい方にはろ過能力の高い外部式フィルターもお勧めです。

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グッピーの飼い方 | 水槽について

グッピーを飼育する水槽の数

国産グッピーをブリーディングするのには最低でも3本の水槽が必要です。もちろんインテリアとしてリビングなどでグッピーを飼う場合には1本の水槽でも十分に美しさを堪能することができますが、自然な繁殖の下ではその美しさはだんだんと衰えているのが普通です。

最初に親としてペアでグッピーを購入すると、適切な飼育下ではおよそ1ヶ月で仔が産まれます。この仔を親と別の水槽に移すためもう1本水槽が必要になります。仔が育ち生殖能力を持つ前に雌雄に分ける必要があるので(理由は後ほど説明します)3本目の水槽が必要になるというわけです。

私個人の意見ですが、親の水槽・オスの水槽・メスの水槽に加えて、その後に親から産まれる稚魚を育てるための第4の水槽を用意すると非常に役立ちます。雌雄に分ける頃には親からまた仔がとれるので4本目の水槽があったほうが産まれたばかりの稚魚の育成がスムーズに行えるからです。

グッピーを飼育する水槽の大きさ

グッピー専門店などで30センチや36センチ水槽を大量に並べて販売をしているのを見ると、小さい水槽で飼うのがいいのだと思ってしまいますが、決して小さい水槽で飼うことがすべての方にベストなのではありません。お店では限られたスペースの中でなるべく多くの品種を維持するためにこういった方法で飼育しているのだそうです。

私の場合は45センチ水槽を巾90センチのラックに3つ並べています。30センチや36センチ水槽とさほど大きさは変わらないのですが、容量が大きく違うので水の管理と維持が小さい水槽に比べて容易です。コストパフォーマンスでは60センチ勝りますが、大きくて重いので丸洗いが大変なのが難点です。

60センチ以上の水槽を用いて美しいグッピーを作出している方もたくさんいますので、どの大きさの水槽が一番良いという決まりはありません。実際にブリーディングをしていくうちに、あなたにとってのベストな水槽サイズや飼育方法が確立されていくはずです。これもグッピーを育てる楽しみのひとつと言えるでしょう。


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